都立校教員ら180人処分 卒業式の「君が代」不起立で


東京都教育委員会は30日、今月の卒業式で「君が代」斉唱時に起立しなかった都立校の教職員約180人を戒告などの処分にすることを決めた。4月に、追加の処分を決める。異例の大量処分だ。教員らには「内心の自由を縛っている」と反発が強く、今後、不服審査の申し立てや訴訟が相次ぐのは必至だ。
「日の丸・君が代」をめぐっては、一部の都議が繰り返し徹底を求めてきた経緯があり、都教委は生徒の不起立が多い学校についても「偏向教育」の有無について調査している。教員の一人は「通達を足がかりに現場の締め付けを強める狙いがあるのではないか。今後は生徒が処分される事態もあり得る」と話す。

今や入学式,卒業式は日の丸を掲げ,君が代を歌うための場でしかなくなった.