アルカイダとイスラム教徒境界線は? 『反米』で決めつけ傾向(東京新聞)


捜査当局は、フランスで拘留中のデュモン容疑者を「アルカイダ系組織の幹部」としている。だが、経歴を海外報道でたどると疑問がでてくる。
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フランス国内では逃走中に「見えない敵ナンバーワン」とも呼ばれたが、足跡からは思想的リーダーとはほど遠く、一線で駆け回る活動家像が浮かび上がる。さらにイスラム武闘派の一員だが、アルカイダとの直接的な関連は浮かばない。

アルカイダアルカイダ,テロ,テロ」と騒ぐだけの読売新聞とは違って比較的冷静に書かれた記事だ.
いまや「困ったときのアルカイダ」という感じ.よくわからなければ「アルカイダ」,「アルカイダつながりのある」,「アルカイダ関連」と適当に言葉をつけてごまかせば,本当のところどうなのかさっぱりわからなくても,みんな怖がるわけで,どんなに自由やプライバシーが侵害されようとも,「テロ防止のためにはしょうがないか」というムードを簡単に生み出せる.なんだかよくわからないけど怖い,という点から見れば,お化けみたいなもんかな.あ〜,コワイよ〜.