イスラエル軍:逃げる少女に背後から銃弾 ガザ地区

イスラエル軍の虐殺を描こうと現場に入り,これだけのことを書きながらも,なお「イスラエル軍の過剰な反撃」,「現地住民の憎悪に取り囲まれた兵士らの恐怖」と書き続ける記者.授業中の教室にいる子どもを撃つことを,いったいどう考えたら「反撃」と呼べるのだろう.
日本で人質をとった立てこもり事件が起こった時に,「犯人の反撃」--「逆上」という言葉を使うだろう--だとか「人質の憎悪に取り囲まれた犯人の恐怖」だとか言うだろうか.
人質事件とは違う,という声も聞こえてきそうである.確かにその通りだろう.人質事件では「どっちもどっち」などと新聞が書くことはないのだから.