EU、たばこの箱に喫煙の害訴える写真

たしか,「タバコを吸わせろ!―喫煙者の喫煙者による、喫煙者のためのバイブル」に書かれていたと思うが,タバコの箱にこのような写真をでかでかと載せるのであれば,車(車体)にも同じように交通事故で轢き殺された被害者の悲惨な写真を載せるべきだろう.「自分は車に乗ってない」などという言い訳は通じない.スーパー,コンビニ,それから通販,これらは今やすべてトラックを使って荷物を輸送しており,利用している人は誰でも車の利用者,すなわち交通事故の加害者になりうる.
タバコがこれだけバッシングを受けるのは,「健康に悪いから」という理由ではもちろんない.健康に悪いものはいくらでも世の中にある.というより逆説的に言えば,生きていること自体が健康に悪い.その証拠に長い間生きていると,いつかは死ぬ.健康に悪いことを積み重ねたからだ.また,死体が決してそれ以上健康を害することはないことからも,それは明らかだろう.
話を戻せば,数ある健康に悪いモノ(事)の中からあるひとつが選ばれる理由は,「健康に悪いから」以外のものでなければならない.
政府,あるいは地方自治体によって「青少年の健全育成」という名のもとに進められるさまざまな自由の剥奪に対しては反対の声が上がるのに,「国民の身体の健全育成」とでも呼ぶべきものに対しては反対の声がほとんど上がらないことが,わたしには不思議で仕方がない.
ところで,このパッケージに効果はあるのだろうか?
http://d.hatena.ne.jp/slo/20041023#p8
http://d.hatena.ne.jp/telaviv/20041023#p2
効果は大きそうだ.
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