17歳なら「死刑にならない」

斎藤環は「「負けた」教の信者たち」(isbn:4121501748)の中で,メディアによる暴力・性描写が未成年を犯罪に走らせる,という主張が結果として犯罪を犯した者に「いいわけ」を与え,責任転嫁の根拠を与えてしまう,と述べているが,これについても同じことが言えるだろう.「今の少年法は甘い.厳罰化を」という声がメディアで大きくなった結果,「いいわけ」として使われ,悪いのは法律だという奇妙な結論になってしまう.